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依頼があれば深夜だろうと、早朝だろうといつでもで走り回ってる、熱血探偵マンの奮闘日記!! 探偵コスモサポート
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私と他調査員1名に加え、他社からの応援を含め4人体制でファイナルに挑む。

男の車には前日の内にGPS発信機を装着、前回のF市の時とは違い男の動きは手に取るように把握出来る。
男はこちらと同様、何故か早く家を出てて行きつけのパチンコ店の付近で停車している
(まだパチンコ店は開いていない時間帯である)

依頼者のAさんにも早めに出てきてもらい既に、我々と合流済。
その時刻AM8:00

男がAさんをホームセンターに呼び出しているのはAM10:00

それまでに綿密な打合せを済ませ、時間を待つ。

9:30 発信機により男がホームセンターの駐車場に入った事を確認
広い敷地の中、奥の方へ入っていく。
まだ時間が早い、男はまたどこかへ身を潜めながらAさんを監視するつもりなのか!?

Aさん宛に男からメールが入る。
「家はまだ出ていないのか!?出たなら早く連絡しなさい」

Aさん「今出たところです、今向かっています」
「高速道路が見えて来たら報告しろ」

9:50
Aさん「今、高速道路が見えました」
「もうすぐしたらパチンコ店〇〇〇がある、そこを通過したら報告しろ」
Aさん「今通りました」

全調査員、某ホームセンターに向かう。男の車輌が反応しているのは敷地内の奥側で変化なし。

ホームセンターに到着、同所の駐車場は正面P” “屋上P” “奥側Pの3ヶ所存在する。

全車両、奥のPへ向かい、男の車輌を確認。
まだ気付かれない様、又逃げられないように車輌の周りを包囲する。

車輌の中には男の姿は無い。

しばらく様子を見る。

現れない・・・

後ろから付いて来ている筈のAさんの車輌が来ない

Aさんに電話で確認「あれ?後ろから来てたよね?どうしたの?」

Aさん「すいません、男がそこに来ています。正面の駐車場の入口辺りです。」

直ちに全員に連絡、正面に急行する

Aさんの車輌確認!!なんと男は強引にAさんの車輌の中に乗り込んでいる。
全車両、Aさんの車輌を包囲

調査員「おい!この女の子怖がっとるやないか!出て来い!!」

男   「何ですかあんたら、関係ないやろ!!」

調査員「〇〇さん(男の名前)、あんた自分のやってきた事判ってんのか?ストーカー行為と脅迫や。証拠は全て揃ってる。警察行こうや」

男   「!!!!すんません!!もうしません、ごめんなさい。ただメールだと気持ちが伝わり難いんで会って話ししようとしただけなんです」

調査員「Aさん怯えたままや、反省するんならしっかりAさんに話せいよ!どうするんや」

   「はい!話しします。」

調査員「どうする?Aさん」

Aさん 「はい、皆さんが一緒にいてくれるなら話聞いてみようと思います。」

~~男のメンツも尊重し外で反省してもらう事は避けてあげて、近くのファミリーレストランに場所を移動~~

Aさんは緊張が解けたのか、男を見てまた恐怖心が蘇ってきたのか、悔しさなのか、自分も悪かったとの反省の気持ちからなのか・・・恐らく色んな感情が爆発したのであろう。
声をあげる程、涙を流しながら泣きじゃくっている

男も、事の重大さを実感しつつ、さすがに猛省しながら必死にAさんに謝っている
ストーカー謝罪

男は自分のやって来た事、反省している事、もう二度とAさんに関らない事、約束を破った時には刑事告訴を
されても意義は無い事を誓約書として綴り、拇印を押す。

ここでは、調査員は誰一人も怒鳴る事無く男に反省を促した。
Aさんは泣きながらも頭に来ていたようで、一番怖いかったかもしれない。
「私はあなたの事絶対許しません!!慰謝料を請求します!!!」

おおおお~~~~っ怖っ!

2時間程、当事者を中心に話をし、最後はAさんも男を刑事告訴する事はなく許す事になった。

男も想像していたHな妄想から、Aさんの反撃に合うという散々な現実に叩き落とされた訳だが、それは自業自得で仕方が無い。
Aさんは何ヶ月にも渡って怯える日々を送って来たのだから。

男も、家にいる奥さんや、子供3人の為にもこれを機に改心して欲しいものである。
このまま約束どおりにAさんから身を引けば、勿論我々も男の周りには姿を現さない。

Aさんもやっと普通の日常が返ってきて笑顔も戻った
今後は寂しくとも、出会い系サイトは利用せず、一生懸命勉強している旦那さんをサポートしていく事を誓ってくれた。

私もメール地獄から開放される。
ふぅ~っと落ち着く暇もなく、また新たな依頼人のトラブってしまった人生物語が待っている

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男は幻の女(私が創り出した架空のメル友)となかなか会えない事から、そのやきもきしたイライラを依頼者のAさんにぶつけはじめる。

Aさんは、そのメールに一つ一つ返事を返す事もままらなく、全て私に転送、私が返信するコメントを考える

この男の攻略に着手してからの間、男からのメールとAさんからの転送メールとでメール三昧の毎日だ。
でもその一つ一つこなしてきた地味な努力がようやく実を結ぶところまでやってきた。

男は幻の女からHのお預けを何度も食らい、悶々としてきているのであろう。
Aさんとの接触を急激に求め始めている感じが見え始めてきた。

私はすかさずその感情に付け入る。

勿論Aさんから「会いたい」みたいなアピールをさせる訳にはいかない。
あくまでも、男が脅迫して『恐る恐る呼び出しに応じるという形にしなければならない。

「Aさんが会いたいというから会ったんだ」と言われれば、ストーカー行為としての立証が難しくなる。

~~~~~~~~~~~私のブラックメール 中略~~~~~~~~~~~~~~

成功した男が日にちと時間指定で松原市の某ホームセンターにAさんを呼び付けてきた。


しかしここから男の一癖も二癖もある本性が姿を現す。
Aさんに対し
「今から車に乗ってナビでホームセンターを目的地に登録しろ、そして案内された道を言え」

「この日ちゃんと会えなかったらもう終わりだからな、覚悟しておけ」

「俺に万一のときの時のは手は打ってるからな~」

などと、話に応じて「行きます」と答えてやってんのにこのメールの有様。
素朴で大人しそうな普通の女性1人に対してなんて用心深さ・・・
しかも、身分を知ってる事を良い事に脅迫してて何も逆らえない女性なのに・・・
「おまえは腹黒い女や、俺がちゃんとキレイにしてやるからな」なんてのも来た脅迫メール


まぁ、普通の女性と違うのは、ブラックメールをも使いこなす我が探偵社を味方に付けた事。

調査員を増員し、Xデーファイナルに挑む


まだ暗い早朝6:00の開始

男が自宅から出てきたら分かる位置にて張り込みを開始。

6:40男が自転車で飛び出してきた!!
しかも電動自転車
早い!早い!

自転車vs車ってのは本当難しい。

トロトロ走る訳にもいかず、抜かす訳にもいかない。

後続から来る車の様子を伺いながら、少しずつ距離を詰めて追尾する。


踏み切りだストーカー男の出勤








やはり電車通勤している訳ではなかった。

遮断器が上がり、またグングン自転車を走らせる。

だんだん人気の無い住宅街へと入っていく。
車輌での追跡も併せてだんだん難しくなってくる。
ちょっとでも追い越しかけたり、不自然な動きをとってしまうと追跡がバレてしまいかねない。

あっ!!車輌通行不可の道へ入って行った!!まずいっっ!!

調査車輌をミキ調査員に任せ、車から駆け降りダッシュで追いかける

相手は電動自転車、相手にならないのは分かっている。
しかし依頼者の為にも簡単に諦める訳にはいかない。

ダッシュ!ダッシュ!・・・あ、だめだ、見失った。

辺りを見渡す

ミキ調査員が機転を利かし、車輌で回り込んできた。
「男見た!?」
ミキ「いえ、こっちには来てません」
「失尾したか・・・」
※追尾失敗の意味

ミキ「あ!!あの自転車!!見覚えある!!」

ミキ調査員が指差した方向に見覚えのある自転車が
これは奴の自転車か!?
でも周りに人はいないぞ・・・?

と、その時。
ガラガラガラガラ・・・・自転車の前のシャッターが開き始める。

おっさん・・・失礼、男現る!!

ハリウッドのETかなんかの映画のように、煌びやかなバックライトを背に浴びながらの再登場!!

カッコいい!!

・・・いや、違うか。

でも割り出したぞ!ここの倉庫で働いてるんだ。

・・・ってどこが医者やねん

しかし、その倉庫が物凄く大きく立派である。
外科医でないにしろ、そこそこの会社に勤めている事が分かった。

この日に、家族構成も調べ上げ、
3人の子供 大学生(女の子)中学生(男の子)小学生(女の子)がいる事も判明。

男の身辺は調べ上げ、ストーカー行為を抑制する為の情報は整った。
しかし、3人の子供を持っているのにこんな酷い事をしてるとは、、、切ないやら悲しいやら

ともかくこの際、この男の為にも目を覚まさせてやらねばならない。

 

再び、男の最寄駅での張り込みを開始する。

今回は、おおよその時間は絞れている。

念の為、早めの16時にスタート

17:00・・・もうそろそろか・・・

18:00・・・S駅に18時30分に到着するには、もう出ないと間に合わない時間。

またか!!どうなってるんだ!?家に寄らずに電車で直接S駅に向かうのか?

「ひょっとすればホテルに行けるのでは?」と思わせ、車を出させるように仕向けているのだが失敗したか!?

あっっ!!発信機を確認してみると車が動き出している!!!

これは電車通勤してないぞ!!無職か?そのへんで働いているのか?
ともかく男の駐車場へ急行する。

やはり車は無い、男はみるみるS駅に向けて車を走らせている

そこには幻の女はいないのに・・・

もう無駄な時間は費やしたくないので、2度目のドタキャンを実行。
メールで「ごめんなさい、やはり急に用事が入りました」と伝える。

男はおそらくムシャクシャしているだろうけど、幻の女に対してやさしく返信。
「やっぱり無理だったか 残念だけど次はいつ出て来れる?」

この男はその鬱憤をはらすべく依頼者のAさんにヤツ当りをし始める。
「さぁ、ダンナさんにどうやって報告しようかな」
「俺を振り回した報いを受けろ」
「ダンナの試験メチャメチャにしたらどうなるだろうなぁ~」

などとメールが届きだす。

なんて野郎だ!!

しかしこの男、まんまと矢崎メールの術中にはまり、我々が待ち伏せている駐車場に向けて帰ってきている。
よし!今日中には必ず家を割り出す。

同所から車で15分の距離・・・
10分・・・
5分・・・近づいてきた。調査員2名、それぞれ配置に付く。

来たぁーっっ!!車輌を駐車している。
駐車完了、男が出てきた。奴に間違いない。

駐車場前の袋小路になっている一角に入っていく。
辺りは暗いが、どこの家に入っていくか確実に確認しなければならない。

入った!!
調査員2人の目にしっかり焼きついた。

家はH市○○-○ 表札から苗字を確認。
結構立派な一戸建て住宅だ。
状況の生活感から子供がいる様子も窺える。

翌日、同所の建物と土地の所有者を調査。
フルネームも同時に判明。奥さんの名前も判明する。

さて、外科医である事がハッタリである可能性が濃厚。
次回、勤務先調査に乗り出す。


発信器により、普段停車させている駐車場が判明。
しかし、貸し駐車場である為に周辺のどの家に住んでいるのか判らない

周りはマンション等は少なく、一戸建て住宅が立ち並んでいる。

その駐車場の前に立ち並んでいる数件の内の1つなのか?
横に立ち並んでいる多くの新興住宅街の内の1つなのか?
はたまた裏手にある、広い住宅地の中の内の1つなのか?

付近には駅が一つしかない事から、この駅での張り込みを実施する事にする。

ブラックメールからの情報と、依頼者からの情報では、この男は17時~17時30分頃に
仕事が終わり帰宅するのだという事で一致している。
また通勤時間は緊急呼び出しに備えて、職場(病院?)から1時間以内のところに
住まないといけないという。

外科医ってこんなに早く仕事を上がれるのか?
緊急呼び出しに1時間もかかってよいのか?

様々な疑問がよぎるが、ともかく張り込みを実施。

念のために早めの17:00に張り込みをスタート

この駅は幸いな事に、ロータリーは小さく利用客もさほど多くない事から
調査車両に乗ったままの張り込みが可能である

18:00

19:00


ん!?遅いな・・・?
残業か?
パチンコが好きそうだからパチンコして帰っているのか?

駅の反対側にはコンビニもTSUTAYAも無く、わざわざ遠回りする為に立ち寄るような
店舗や施設はない。

20:00

21:00


探りメールを入れてみると、もう家にいるという!?
何故ー!!
絶対に駅から出てきた人物を見逃してないぞ!!
嘘なのか?
まだパチンコでもしているのか?
電車でなく、もう一台車を持っているとか?
何かしらの理由で駅の反対側から出たのか?
奥さんに送り迎えさせているのか?
もっと早く帰っているのか?

全く判らない

22:00

やはり男が駅から姿を現す事が無い。
もう少し探りを入れてみる為に、メールで今夜の献立を聞いてみる。
(男が言うには奥さんと仲が悪いらしい)
これで何かしらのヒントにはなるだろう。

返って来た返事は「カレイの煮付けほうれん草炒め
「な!?仲悪いの分かるやろ?」と来る。

仲悪いの意味が分からないが、この献立には信憑性がある。
男がとってつけた嘘とは思い難い。

部屋にTVがあるかどうか聞けば、「電源は点けてないが、今いる寝室にはある」という。

カーナビでTVをつけてみるとスマスマがやっている。
ちょっと強引だったが、「TV一緒に見よう、今スマスマ見てるの。同じTV見ながらメールすると親近感沸くでしょ?」とメールしてみる。

返って来た返事は「あぁ・・・香取が物真似してるな。今度金曜なら会えるの?仕事はどうのこうの・・・」
と全く乙女心を受け流した自己中メール

メールの内容はうざかったが、本当に帰っている事がこのやりとりで判明。

何故だ・・・????

ともかく今日は23時で解除し、もう一度仕切りなおししてみる事にした。

今度はもう一度架空人妻のブラックメールで仕事帰りに会う約束を作り、男が仕事を終える時間を探る。

先日のS駅に18:30には行くように出来ると言う。(同所からS駅までは車で30分程)

よし、明日こそ17:00~18:00まで神経を研ぎ澄ませて張りこんでおけば問題ないだろう。
絶対に帰宅するところから自宅を割り出してみせるっっ!!
ロンブーの淳ばりのメールテクニックで、
待ち合わせ場所をS駅に変更する。

こちらからあらかさまに場所の変更を言いつけるのではなく、
うまく相手から「そしたらS駅にしようか」と言わせるのがポイントである。
このコントロールを駆使すれば、怪しまれることはそうないのである。

そして、当日を迎える。
待ち合わせ時間は14時。

体制は調査班2名ずつ2班。

私の班は依頼者と共に、男がK市内のゴルフ場を午前中に回ってからS駅に集合する。
もう1班は13時からS駅で待ち伏せ体制に入る。

今判明しているのは、男の顔写真と白のノアっていう事だけ。
ナンバーも何もわからない。

K市内のゴルフ場はせいぜい2箇所、少しエリアを広げても4箇所のみ。

10:00・・・少し質が低い目のゴルフ場に立ち寄る・・・車6台発見、ノアは黒が1台のみ。

10:30・・・丘の高い場所にあるゴルフ場に立ち寄る・・・施設は綺麗だが何故か車は少ない。
ノアは1台もない。

11:00・・・少し質が高いゴルフ場に立ち寄る・・・車は30台程停まっている。
白のノアがあるが、内装が違うとの依頼者からの指摘。
ほかは黒のノアが1台。
シルバーのノアが1台。・・・残念。

11:30にも他2つのゴルフ場、市街地にある打ちっぱなしにも行くが該当するノアは見つからず。

やむなく14時からの、S駅での待ち伏せに専念する。

依頼者は男と会うと危ないので、調査車両からロータリー付近を監視。
調査員Aは2F改札口周り
調査員Bは見渡しの良い2F駅とショッピング街との渡り通路。
調査員Cはもう1台の調査車両から踏み切り付近
私はショッピングセンター全フロアと周辺を見回る。

男から「そこまで10分で着く場所にいるから、駅についたらメールしてねとメールが入る。

全員に緊張が走る。

今日をの逃せばもうチャンスは無いと思わなければならない。
最悪でもナンバーを記録し、出来れば発信器を車両に取り付けたい。

「今S中央メモリアルホールの前にいるよ、あまり長く停められないけど」とメールが入る。

至急全調査員に連絡、全員車の確認にあたる。

調査員Cとわたしが瞬時に到着、ノアを確認!
しかし依頼者からの情報である色が違う!
シルバーである。人違い(車違い)なのか!?

私が即座に依頼者を乗せた調査車両で、このシルバーのノアの反対車線側に停車。

依頼者に確認してもらう。

「こいつです!!こいつがストーカーです間違いありません!!」
直ちに全員に連絡、全調査員がナンバーをおさえる。
調査員A「あ!このナンバー見覚えがある。確か3っ目のゴルフ場!!」
確かに女性調査員Aのメモ帳に記載されているナンバーと合致している。

朝の内に一旦朝とらえてますやん

依頼者さんは白だと思い込んで、この車を見ても思い出せなかったようで。

まぁ、一回しかあった事ないから仕方がないか。

話が反れたが、あとは、なんとか発信器を取り付けたい。
どうする?

男は車から降りる気配はない。

現れる事の無い架空の女の子をずっと待ち続けている。
周りを見回す事も無くずっとずっと携帯も眺めている。
架空の女の子からのメールをひたすら待っている。
DSC09849.JPG








これではラチがあかない。
男が気の毒だがドタキャンの連絡を入れる・
「ごめんなさい!これから社用車に乗せられて、市内の本社に行かないといけなくなっちゃった」

さすがに偽者だったと気付いたのか、返信がないままこの場を立ち去る。
車両班は2台体制で追跡。
2台での追跡は通常の1台による追尾よりもはるかに強い。

通常は1台で、間に1・2台他人の車両を挟みながら追跡する。
しかし2台だと、交互にベッタリ張り付いて追尾出来るのである。

男は10分くらい走り、とあるパチンコ店に入っていく。

チャンス到来!!男がパチンコの遊戯を開始したのを確認して車両にゆっくりGPS発信器を取り付ける。

これで、しばらく男の行動パターンや立ち寄り先が見えてくる。
本日、この男がパチンコで大負けしたのもついでに確認した。

架空の女の子に裏切られ、パチンコで大負け
気の毒にも思えるが、こやつはそれ以上の事を女の子にしてきているのだ。

さぁ、あとはこやつの正体を破っていかねばならない。

自宅は?本名は?本当に外科医なのか?独身なのか?


男が指定した場所、巨大商業施設『イオン北○田店 2階ケーキショップ』
の下見を開始する。

これはどの調査でも言える事なのだが、
この下見調査で本番の結果が大きく違ってくる。

下見調査なしで本番に挑むというのは、
目隠しで綱渡りしているようなものだ・・・
(これは言い過ぎか、片目で綱渡りくらいかな)
決して安くない調査費用を捻出し、
結果を心から待っている依頼者に対しても失礼である。

さて、下見調査の感想なのだが・・・

このケーキやさん周辺で、対象者を探すのは容易である。
男は直接現れず、
待ち合わせ場所から離れた場所から監視し、
相手の女の子を確認してから現れるという

とんでもなく卑怯な奴なのだ。

しかしここだと3階に現れようが、
1階に現れようが、
2階の遠くの場所に現れようが、
4人体制の張り込みを実施すれば問題はない。

下見を続行する。

まずい!!

駐車場が広すぎる。

入り口も多ければ、出口も多い。
平面駐車場もあるし、立体駐車場もある。
勿論出入り口は別

男を見つけたとしても、
すぐに車に戻らずこの施設内を徘徊するかもしれない。
待ち合わせをドタキャンして、男に警戒心が出れば
わざとエレベーターやエスカレーターを多用されるかもしれない。

一発勝負のXデーには向かない結果となってしまった。

帰りに、近くの駅周辺を回る事とする。

南海沿線はダメ・・・小さすぎるし、人が少なすぎる・・・
堺東駅はゴチャゴチャし過ぎている。
JR沿線を回る・・・浅香駅は惜しかった、相手を見つけられる可能性は高いが
こちら側の空想の女の子が立っていない事もすぐにバレてしまう。

次にS駅。

ん!!ここは良いぞ。
人気もそこそこ多いがゴチャゴチャはしていない。
調査員が監視しやすい構造にもなっている。
ロータリーに入るとすぐ見つけられる。
ロータリーに入らずとも、探せばすぐに発見出来そう。
パーキングもさほど多くない!!

決定だ!!Xデーの場所はここだ。

後は、男が指定している場所からどうやって
このS駅にするかである。

またブラックメールの腕の見せ所が来たようだ。
下見
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HN:
探偵マン矢木
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1973/04/03
職業:
調査相談員
趣味:
お笑い鑑賞
自己紹介:
調査の実施と報告だけでなく、様々なトラブル対策にも力を入れた探偵社 トラブル解決サポート 相談無料 大阪・京都を中心に近畿圏全域対応中!!
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